過剰な糖質摂取が慢性炎症を引き起こす!
本当は怖い過剰な糖質!
今日、生活環境や食事内容がいくら進化したとは言え、古代人に比べ糖質量が約10,000倍も激増している正当な理由は説明できません。この比較だけでも、私たちのからだは、実に有り余った「糖質満体」状態にあることが分かります。
糖質は甘いものだけではありません。甘く感じない糖質もあります。それは米や小麦などの穀類や、いも類に多い「でんぷん」です。普段の食事では「甘いもの」と「でんぷん」が主な糖質源になっています。たとえば、スナック菓子の主な原料も、小麦やとうもろこし、じゃがいもなど「でんぷん」の多い食材です。
がんや糖尿病、高血圧など生活習慣病が高齢化とともに増える現在、私たちの食習慣の中で「過剰な糖質摂取」が健康の阻害要因にかかわっていない訳はありません。「本当は怖い糖質の実態」となって顕現しているかも知れないのです。
生活習慣を改める一つのポイント
生活習慣病は、普段の食事や運動不足、ストレス、過度の飲酒や喫煙といった生活習慣の積み重ねによって起きることが明らかになっています。いつもの生活が当たり前と思っていても、生活習慣を改善しないで放置していると、近い将来取り返しのつかない事態を招きかねません。
血圧、血糖値、脂質の3項目の数値は、生活習慣病と大きくかかわりがあります。年齢を重ね30代後半から40歳代になると老化による、現在の肌や健康状態が気になる年代になります。老化の影響については以下の「7つの老化の原因」があげられます。
①皮膚の乾燥
②皮膚の菲薄化(皮膚の薄化)
③紫外線による光老化
④酸化(体や細胞のサビ)
⑤糖化(体や細胞のお焦げ)
⑥女性ホルモンの減少
⑦血管やリンパ管の老化
このように、加齢や生活習慣などが影響し、複数の原因が絡み合ってお肌や身体の老化が進んでいきます。最近では、これらの老化の原因にアプローチできるアンチエイジングケアが進んできました。
これらの老化原因は、一般的には酸化現象に代表されますが、過剰な糖質によって「カラダや細胞のサビ」も顕著に現れてきます。年齢を重ねることの老化は誰も避けられませんが、糖質による老化の亢進は老若を問わず大きな問題です。
糖質がたんぱく質とくっついて熱を加えられると「終末糖化産物(AGE:Advanced Glycation End Products)」という破壊的な物質に変化します。これがあらゆる原因とされる「慢性炎症」を引き起こすことがわかっています。
終末糖化産物(AGEs)は、測定器によって簡単に図ることができます。生活習慣チェックの新常識の詳しいことは、動画でご覧になれます。
(注)AGEsの測定器にご関心のある方は、BLHサロン「終末糖化産物(AGEs)測定器」までお問い合わせください。
ファットバーニングは、一般的な糖質制限と大きな違いはありませんが、一つ大きなポイントは「良質のアブラ(脂質)を積極的に摂ること」でAGEを抑制して老化を防ぐ食事法です。体のエネルギーエンジンが糖質から脂質に切り替わることに意味があります。
ファットバーニングは、体のエネルギーエンジンが糖質からケトン体に切り替える、がん治療を目的とした「免疫栄養ケトン食療法」とは目的が違います。
良質の脂質(油)を積極的に摂取しよう!
脂質「油」の種類は様々で、体にどう影響するかは種類により異なります。摂るべき量もそれぞれ異なり、積極的に摂りたい油・控えたい油があります。積極的に摂りたいアブラをバランスよく摂ることが大切になります。
①オリーブオイル
②ココナッツオイル
③亜麻仁油
④エゴマオイル
⑤MCTオイル....など。
このような良質の油は、飽和脂肪酸、オメガ9、オメガ6、オメガ3の4種類になります。AGEは終末糖化産物で強い毒性を持ち、慢性炎症の原因ともなり老化を進める原因物質とされるので、脂質(油)中心の食生活への切替は生活習慣病対策の新常識となっています。
健康や美容で注目されているアンチエイジングケアの一環として、BLH健康サロンも「がん免疫栄養ケトン食療法サポートに併せて、ファットバーニングにも取り組んでいます。